如月くんは私をひとりじめしたい

手足には手錠をかけられ、完全に動けなくなった。

え?え?

何を始めようとしてるの?


「これでやっと僕のものだ。もう逃げられないもんね」


明るい声で言ってるけど、世間的にはヤバイからね!?

そう言いたい気持ちをぐっと堪えて、私は如月くんに寄りかかった。


「何するの?」

「え?何かしたいの?」

「そうじゃないけど、ずっと縛られたままなのかなって」

「そんなわけないじゃん。まだまだこんなの序の口だよ?これからもっと楽しいコトするんだからね?」

「そう、なんだ…」


いや、こわっ!?

これ、普通にヤバイやつだよね?

如月くんの将来が心配だなぁ。
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