如月くんは私をひとりじめしたい
「…今は真面目に出し物の案を考えてるんです。あなたたちのように私情を挟まれると迷惑です。僕はカフェの案でいいと思いますが、他に意見はありますか」
東雲くんが庇ってくれたの?
私は嬉しくて泣きそうだった。
でも、場の雰囲気は悪くなるばかり。
そのとき、誰かがボソッと呟いた。
「それなら、コスプレカフェとはどうかな?」
「お、いいじゃん」
「さんせー!」
誰かが案を出してくれたお陰で無事意見はまとまった。