僕が愛しているのは義弟
* * *
新しいクラスは。
俺と太一は同じクラスになり。
梓は別のクラスになった。
ということは。
「あぁ~、
梓とは別のクラスになっちまったぁ~」
やっぱり。
「そう落ち込むなよ、太一。
会えないわけじゃないんだから」
「そうなんだけどさ~」
「隼翔‼」
俺と太一が話をしている。
そのとき。
俺のことを呼ぶ声がした。
教室の出入り口付近から。
声の正体は梓。
「どうした?」
教室から出て梓に声をかける。
「あのさ隼翔、
今日、時間ある?
ちょっと付き合ってもらいたいところがあるんだけど……」
「今日は用があって、悪いな」
「ううん、
こっちこそ急にごめんね」
「いいよ、気にしないで。
それじゃあ、また明日」
「うん、また明日ね」