僕が愛しているのは義弟



「あそこにいるの、葵じゃない?
 隣にいる女の子、誰だろう。彼女かな」


 えっ? 彼女? 葵の?


 梓の言葉を聞き、激しく動揺する。

 心臓が嫌な音を立てる。



 葵は一人で美術館に行くと言っていた。

 それなのに。
 隣に女の子?


「声をかけない方がいいね。
 お邪魔になっちゃうから」


 お邪魔? なぜ?


< 27 / 47 >

この作品をシェア

pagetop