恋泥棒の犯行予告

2節  7月5日 素行調査


【日世side】


勉強なんか手につくはずがなかった。

右手に持った愛用のシャーペンは1つも文字を綴ることなく一点を刺し続けている。

でも、そうしていないと落ち着かなくて体のあちこちがむず痒くなりそうだった。

< 155 / 259 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop