恋泥棒の犯行予告
『…………』
続く無言。
後ろで有の声がする。
窘めるような非難混じりの声。
『っあーーごめん、ヒナ。夜って時間ある? ちょっと話したいことあるんだけど』
「ないかもしんない。六花が起きてくれないから」
『そうか。ほんとごめんな、今日一日。上手く隠せなかった』
「いいよ別に」
いいよなんて、これっぽちも思ってないくせに。
ほんとは早く何があったのか教えてほしくてたまらない。
「何があったの?」