恋泥棒の犯行予告

日世が後ろから抱きつき、私の胸元に腕をダランと垂らした。


「信用ないなー、もう。なんにもしてないよ。てか、ヒナちょっと距離近いんじゃない? 六花の彼氏が泣いちゃうよ」

「うるせー。」


あらあら。

お兄ちゃんの前ではえらく口が悪くなっちゃうのね。


日世にも可愛いところあるんじゃん、と少しお母さんの気分。

< 50 / 259 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop