恋泥棒の犯行予告

「六花、帰らなくていいの?」


海兄が自分の腕時計をチラリと見遣り、針を読み上げる。


「8時だけど…」

「はぁ!?」


やばい、お母さんに怒られる……。


慌てて日世を振りほどき、転びそうになりながらも部屋を出た。


3秒後、見事に雷を落とされた。

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