如月の空の下、光る君を見つけた。
「あの...」



毛皮のコートが暖かそう。


私はそのコートに包んでもらえるかな?


そんなバカなことを考えながら、奇跡を信じた。



「はい...」



その声が答えだった。


如月の空の下、光る君を見つけた。




Fin

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