未来は霧のなか

私にとって 将来は あまりにも遠くて。

今は 亮太が好きだけど。


結婚までは 考えたことが なかったから。


私の胸は 感動と小さな負担で 複雑に揺れていた。
 


毎日のように一緒にいて。

初めてのキスをして。


多分 初めての体験も、亮太とすると思う。


亮太が大好きで。

亮太と ふれあうことも 好きだけど。

甘い幸せに包まれて。



ずっと一緒にいたいと思うけれど。



私に とって亮太は、今 一緒にいたい存在。

自分の将来なんて、想像もできないから。


高校を卒業した後の 進路さえ 決められないのに。


自分が 結婚することなんて、考えられない。
 


お父さんの 後を継ぐことを目標にして。

将来の構図に 私を入れてくれる亮太。



私は、自分と亮太の 考え方の違いを感じてしまう。



甘く幸せなわがまま。




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