同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
「これからは、教室まで来てくれなくていいよ……みんなに勘違いされちゃ、困るし」
勘違いされて困るのはわたしじゃなくて、千景くんの方。
分相応、身の程知らず、釣り合わない。
そんな言葉が浮かんで、苦しくなる。
「ふーん。あいつに勘違いされたくないんだ?」
あいつ……?
一歩、また一歩と千景くんが距離を詰めてくる。
じりじりと後ずさっていると、教室のドアにトンッと背中がくっついた。