同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
千景くんのことになると、なんでこんなに心が揺さぶられるんだろう。
悲しい気持ちがこみ上げてきて、わたしはグッと唇を噛んだ。
婚約者……。
きっとそうだ。じゃなきゃ一緒にいたりしない。
すごく仲が良さそうだったよね……。
突きつけられた婚約者という現実に、じわじわと涙が浮かぶ。
「ごめん……わたし、帰るね」
涙がこぼれ落ちそうになって、とにかく早くひとりになりたかった。
素早く立ち上がって、駆け出す。
「ちょっと綾乃!」
ごめん、柚……!
もう無理だ……。