同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!

週明けの月曜日、部屋を出たところで千景くんとバッタリ鉢合わせた。


土曜日のお祭りの夜以来だから、ものすごく気まずい。


「お、おはよう!」


「…………」


千景くんは無言でわたしの顔をじっと見つめてくる。


唇を尖らせてあからさまに不機嫌そうだ。


どうして……?


「おはよ」


「きょ、今日もいい天気だね〜!」


ああ、話題が浮かばないからってなに言ってんのっ。


しどろもどろになってるわたしを見て、千景くんが怪訝な目を向けてくる。


聞きたいことはたくさんあるのに、肝心の言葉が何ひとつ浮かばない。


< 297 / 457 >

この作品をシェア

pagetop