同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
「綾乃なんて、もう知らない」
理不尽に責められる意味がわからなくて、頭にカッと血がのぼる。
「……っのバカッ」
我慢できなくなって思いっきり叫んだ。
「わたしだって……もう知らないんだから! 千景くんの方こそ、勝手にすればいいんだっ!」
息も絶え絶えになりながら、頬に流れる涙も気にせずに。
「だいたいね……」
婚約者がいるくせに……っ。
「優しくなんかしないでよ……!」
そしたらこんなに好きになることもなくて、ここまで苦しまずに済んだのに……。
「バカァ!」