トッキーチャックGOGO
助かった。


足首、手首と縛られていた縄をほどかれながら、彼女の事を見ていた。

ピンク色のブロンド。
肩までの長さで軽くウェーブがかかっている。
ピアスに鼻ピアス。
口許にも2つ。
ぴったりしたレザーの上下は、深い燕脂色でボンデージの様だった。
同じ色のブーツのヒールは、20センチもあろうか。
しゅっとした立ち姿は、モデルのようだった。
そして、その右手に握らせている物は銃身30センチはあるだろうマグナムだった。
その大きさから、先ほどの爆音も頷ける。
目を引いたのは、その銃身である。
銃を見た事はもちろん無かったけど、こんな綺麗な蒼色の銃身は見た事がない。
深い蒼と銀色が混じり合って、なんとも言えない重厚感に爽快感を佇ませている。
その蒼が燕脂の服と相まって、得も言われぬカッコ良さだった。
「さあ、行くよ」
そう促され、部屋の外へ出た。













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