死神さん、お願いです!





カール「………。」









奈菜「言えないじゃん。偽モンよ。……カールはこんなに顔が整ってないし、身長ももう少し小さい。声も、風邪ひいてるみたいやん!似せるならもう少し似せなさいよ。」
私はカール(?)に背を向けた
























カール「肉じゃが、人間界で食べた初めての食べ物 美味しかったよ。飛行機の時は助けてくれてありがとう 鈍臭すぎたよね。ジュースもらった時、吐き出してゴメンね。」










カ……カール。

カール??










カール「……じゃ証拠にならないかな?ダメか。ダメだな。」










けど、それを知ってるのは本人

カールと私だけ……










カール「……。」










やっぱり本人じゃん?

え……けど やはり年取ったのは本当……










カール「無理……だね。怖い思いしちゃったら俺の事………死神のこと信じれんよな……。」









え、信じようとしてますよね?

ちょちょカール?









カールは私に背を向けて歩き始めた









奈菜「ちょ、私の話聞いてる?」








カール「え?」








奈菜「え?って。話しかけてんだけど?」














カール「なにも話してな………」




カール「………。」
カールは手で耳をおさえた








奈菜「カ……カール?? 変だよ?」








カール「……奈菜、何組?」








奈菜「3組だけど?急に何?」








カール「バスに乗っとくね。」
カールはバスのほうに歩き出した








奈菜「ちょっ!」












カール「1人にさせて欲しい……。」














カール………

まさか

心の声が聞こえなくなってるの?










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