板チョコ座標系物語。
さすらい人。
さすらい人。

それはリアルワールドからお菓子王国に来た存在だ。

お菓子王国は板チョコを資源に世界設備を拡張していた。

あたしはなの。

ここからはあたしがザッケバークと話し合うことで得た結論だけど。

お菓子王国は、板チョコ採りに気づいていないんじゃない?

たぶん板チョコ兵や板チョコ大臣、大福姫たちの世界認識は素朴といってもいい。

かつてのあたしのように。

あたしは過ぎ去った時間が数日に過ぎないことを実感する。

それから数年後。

あたしなのはさすらい人の街で、お菓子職人として働いているの。
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