からふる。~第22話~
私はベッドに潜り込み、目を閉じて考えてみた。


優しさは毒だ。


私の身体に副作用をもたらす。


毒が循環すると誰にでもふわふわとした感情をもってしまう。


それは私が極端に男慣れしていなくて、普通の学校生活を送れていないことも原因なのかもしれない。


冷静にならなきゃ。


冷静に、淡々と、ポッキーゲームとやらを終わらせてやるんだ。


しっかりしろ、私。


振り回されちゃ、ダメ。


そう自分に言い聞かせながら数日の時を過ごした。


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