先輩、私だけに赤く染まって

今日予想外に先輩を見たことで、燻っていたのが発火してしまった感覚だった。


「じゃあ私は先に帰るね」


これ以上ラブラブカップルの邪魔は出来ない。


邪魔物はさっさと退散することにした。


「今日はありがとう。また明日!」


健斗くんの隣で笑う涼子は、とても輝いて見えた。


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