病院嫌いなナース 続編
夜の10時。
真湖が塾から帰ってきたけど、顔色が悪い気がする。


真「…あ、あれっお兄ちゃん…いたんだ。」


俺がいることが分かると、なぜか目が泳いでいる。


「なんで連絡してくれないんだよ。連絡くれれば塾まで迎えに行ったのに。」


真「だ、だって!…お、お兄ちゃんがいるなんて知らなかったし!…とりあえずお風呂入ってくるから!!」


「ちょっとちょっと!!とりあえず帰ってきたら、俺にギューだろ?」


真「何言ってんの!!恥ずかしいってば!!私、もう高校生なんだよ??」


…そう。真湖は高校生になってから、俺にめちゃくちゃ冷たくなった。


俺の中ではいつでも幼稚園児のままなんだけど、悲しくて仕方ない。


「そんなこと言わずにさ。1ヶ月分充電させてよー。」


…と、言いながらも真湖の体温確認も兼ねてる。
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