イケメンに告られました!


一旦落ち着こう。
「理由を教えてもらってもいい?」
捨てられた子犬のような顔をして聞いてくる葵君。
「私たち、話したことないし」
頭の中では騒いでいるが、言動は落ち着いている私。
「僕は知ってるよ。
佐野さんがいつも頑張ってること。
花の水を変えたり、ゴミ捨てをしてくれ
たり。
そんな優しい佐野さんのことが好きなん
だ。
僕は君のことをもっと知りたいし、支え
たい。
僕と付き合ってください。」
見てくれてたんだ…
「はい。」
私は嬉しさから、そう答えた。
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