仮の総長様は向日葵のような元姫さまを溺愛せずはいられない。


彼はそう言うけど……陽平くんこそ緊張してるんじゃ?

「陽平くんは?陽平くんこそしてるんじゃないの?」

「んー…俺は、してないって言ったら嘘になるけどさ……陽愛がいてくれるから平気。陽愛が隣にいてくれるなら俺、強くなれるから。」

いつもと同じど直球の言葉で言うから恥ずかしくて体の体温が一気に……

「……陽愛は俺に沢山の勇気をくれるんだよ。俺にとっては、太陽なんだ。」

そう言って信号が赤になって車が止まった瞬間に唇が重なった。

「……ん…」

彼は一瞬で離れたけど……。

「まだ、慣れねーの?」

「え、……」

「キス。まだ顔真っ赤になるんだな」

「なっ……!?だ、だって」

私が言い返そうとした時、信号が青に変わり彼は車をまた走らせた。


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