ずっと君を、信じてる。



「…お迎えに参りました。姫」

そうやって、表向きには王子様の朱音が王子様ポーズをふざけてなんかやっていた。本人は爆笑寸前。


すると、急に朱音が私を抱き上げてお姫様抱っこして歩き出したらみんな付いてくる。

「龍蝶の総長さん。今度、俺らの姫に手出したらあんたら潰す」

それだけ朱音は言って、歩き出した。
…翼以外。


「おい、なんであいつの味方する?」



尋がそう言ったのが聞こえたがそれ以上は私には聞こえなかった。





< 89 / 146 >

この作品をシェア

pagetop