俺様社長と<期間限定>婚前同居~極上御曹司から溺愛を頂戴しました~
彼女は祖父の代からもう四十年近く書道を続け、師範の免許はもっていないものの子供たちに教えるには問題ないほどの腕と技術がある。
月謝はもらわずあくまで趣味の一環として、この日本家屋でボランティアとして書道の指導をしてくれることになったのだ。
月一くらいで私もここに顔を出し、教室のお手伝いができたらいいなと思っている。
「あのおばあちゃん、綾花先生よりもきびしいんだよなぁ」と斗真くんがつぶやく。
「じゃあ辞めちゃうんですか? これからも生徒さんの様子を見にここに来ようと思っていたのに……」
私がしょんぼりと肩を落とすと、斗真くんは慌てたように首を振った。
「や、辞めないよ。綾花先生にほめてもらえるようにがんばる」
「よかった」
力強く言った斗真くんに安心して顔をほころばせる。
斗真くんは「綾花先生、じゃあね」と手を振ってお友達のところに帰っていく。
月謝はもらわずあくまで趣味の一環として、この日本家屋でボランティアとして書道の指導をしてくれることになったのだ。
月一くらいで私もここに顔を出し、教室のお手伝いができたらいいなと思っている。
「あのおばあちゃん、綾花先生よりもきびしいんだよなぁ」と斗真くんがつぶやく。
「じゃあ辞めちゃうんですか? これからも生徒さんの様子を見にここに来ようと思っていたのに……」
私がしょんぼりと肩を落とすと、斗真くんは慌てたように首を振った。
「や、辞めないよ。綾花先生にほめてもらえるようにがんばる」
「よかった」
力強く言った斗真くんに安心して顔をほころばせる。
斗真くんは「綾花先生、じゃあね」と手を振ってお友達のところに帰っていく。