俺様社長と<期間限定>婚前同居~極上御曹司から溺愛を頂戴しました~
甘すぎる同居生活

甘すぎる同居生活
 
 






 翌朝。

私は障子越しに降り注ぐ柔らかな日の光を瞼に感じ、目を覚ました。

「んん……っ」と伸びをすると、庭にいた小鳥たちが一斉に羽ばたく。

 起きあがり布団をしまうところまではいつもの朝と同じ。
 違うのは、部屋を出る前にパジャマから部屋着に着替えたところ。

 私は最低限の身支度を済ませてから部屋を出る。
 貴士さんに寝起きのだらしない姿を見られるのは恥ずかしいから。

 昨日突然我が家にやってきた貴士さんは、一ヶ月間ここで暮らすと決めると、すぐにどこかに電話をかけ、着替えや日用品などの必要なものをあっという間にそろえてしまった。

 そして私の部屋のふたつ隣の部屋を彼が使うことになり、掃除をしたり布団を用意したりしているうちに夜になった。

 軽く食事をしてそれぞれの部屋で眠りについて、今にいたる。

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