Last note〜バタフライ編
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川に到着した烏丸は、すぐに水龍の滝を目指した!

海斗「父さんはどうするの?」

青山「あげはの真実の匂いを辿らなきゃ」

海斗「…ついてくよ。」

青山「あぁ。逸れるなよ?」

2人は、現場の方に歩いていく。
三澄さん家を通り過ぎ、泉のある方へ登っていくと、少し雰囲気が変わってきた。

海斗「なんか…空気悪くね?」

青山「そうだな。…あそこだ!」

現場の手前までいこうとしたが、
その手前で、あげはが自分の記憶を取り戻し、泣き叫んでいた所を、三澄さんが迎えに来たビジョンを見た。

青山(…あげは、必ず…真実の匂いを見つけるから!!)

呼吸を整えると、また1歩足を踏み入れた瞬間に、"Last note"が発動した!!


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この時の匂いで、
青山は決定的な証拠を得た。

青山「………っそうゆう事だったのか!」

海斗「父さん、何を視たの?」

青山「海斗には秘密。行くよ!」

海斗「ちょ、どこ行くの!?」

青山「陰松さん家。探し物がある。」

2人は、家の中を捜索して、
1階の目立たないカーテンの前で、
ある物を見つけ出した。

海斗「これって…」

青山「あげはちゃんの絵だ。」

それは、ここに来た時に"Last note"で視えたあげはの絵だった。

絵のフレームには、「売却済み」のタグが貼られている。

青山「三澄さんの所で電話を借りよう」

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