Last note〜バタフライ編
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青山「……ソファが、ツヤッツヤしてる」

新品だが、どれだけ磨いたのだろう。
青山が出勤しソファが目に入る。
ツヤツヤと、封を開けた時以上に綺麗になっていた。

矢崎「あげはちゃんが掃除してくれたんだよ!丁寧な子だわぁ。自分から何かしたいって言ってくれてね!」

青山「そうか…ありがとうね、あげはちゃん。」

あげは「……はい。」

照れてる。素直で初々しい反応が、おじさんの心を癒しパッと心が晴れる。

青山「…娘ができたみたいだァ///」

矢崎「青山くんのとこ、息子だもんね。
でもその顔、ちょっと変態だからやめなさい?」

青山「えっ?」

矢崎「40のイケメンでもさすがにおっさんと実感したわよ?」

青山「褒めてるか、けなしてるかどっちだよ!//」

矢崎「あー?両方!」

あげは「……ふふ//。」

あげはが、初めて笑った。
可愛いらしい、透明感ある声で笑う。

矢崎「!!やっと、笑ったー//」

青山「はわー♡///」

あげは「え…//」

矢崎「やっぱ女の子は笑顔だよー♡
よしよし、掃除もよく頑張ったねー♡」

あげは「……///」

撫でると、妙に嬉しそうだった。

そんな姿を見た青山は、
何となく、記憶喪失になる前は、そうゆう温度が少なかったのかと感じた。

青山(…あげはちゃんの、記憶の匂い、か。
俺は…気づいてあげられるだろうか?)

自分に課せられた責任を、ふと思う。
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