Last note〜バタフライ編
ポン……ポンポン…ポンポンポンポン…

ザァー…と、風が吹き抜ける。

田辺「……ふっ!助けが…きた…ようだ」

烏丸「あぁっ!?」

ザァっと、砂煙があがった瞬間、

田辺さんが消えた。

烏丸「どこいった!?」

青山「上だ!!仲間がいたんだ!!」


見上げた空に、龍の面をつけた着物姿の男が、田辺さんを抱えてどこかに連れて行ってしまった……。

クロハ「……八百の神…!!」

あげは「え…?」ズキッ!!
(また、頭痛だ…///)

烏丸「畜生っ!!」

青山「あそこまで逃げられたら、追えないな。」

烏丸「ひとまず、休戦や。」


森の風は、とても冷たかった…。

"八百の神"と呼ばれたその男は、

森の奥へと逃げてしまった……。


クロハが田辺家に、捕らわれていた事。

無事に解放され、生きていた事は何よりの救いだった。

三澄「あら、またいらしたの?」

トラックで下まで行くには時間がかかる為、皆で陰松さんの別荘で話すことにした。

その頃にはもう、14時になっていた…。
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