メーティスとホームズの子孫
玲奈がそう小さく呟いたのを、透は聞き逃すことなどできなかった。玲奈の肩を強く掴む。

「い、いいの!?本当に!?」

玲奈は驚いた顔を見せる。透は我慢できずに玲奈の口にキスをした。優しいものではない。玲奈の口腔内に自身の舌を入れてかき回していく。

「んっ……んんっ……」

キスでとろけた目を向ける玲奈は、いつもの変わり者の寄生虫学者ではなく一人の女性だった。透はふわりと玲奈を抱き寄せる。

「愛してる」

絶対に普段は言えない台詞を透が言うと、玲奈は顔を赤く染めた。そして、小さく呟く。

「私も、愛してる」








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