最高ランクの御曹司との甘い生活にすっかりハマってます
胸が熱くなった。


萌佳は、一歩も二歩も前に進もうとしてる……本当にすごいよ。


寂しいし、離れたくはない……でも仕方ないよね。


私も、萌佳の夢、心から応援したいから。


「島田さん。素晴らしい決断ですね。もうホテルは決まってるんですか?」


「はい。小さなホテルですが、連絡したらすぐにでも来てほしいって言われました。私、アメリカに行きます。警察のこともあるので、ホテルにはいつになるかわからないとも伝えました。それでも来てほしいって言ってもらえました。『グレースホテル東京』での経歴は、やっぱり……すごいです。突然で本当にすみません。わがまま言って……」


「気にする必要はありません。今の島田さんなら、どこでも十分やっていけます。本当に……私も嬉しい」


絢斗は笑顔だった。


「お2人は結婚されるんですよね?」


突然の萌佳の言葉に少し驚いた。
< 222 / 257 >

この作品をシェア

pagetop