バイオレット・ダークルーラー
「シュリ…。っわたし…?」
『多分間違いないです!最近増えた大事なもの、朱里さんしかいないもん!!!』
「…あ……。
――…開いた…っ」
…バカじゃないの。わたしよりずっとバカだよ。
一緒だって言ったじゃない。だったらわたしを大事にするだけじゃなくて、
あなたのこと、わたしにも大事にさせてよ…っ。
『何がでてきましたか!?』
「……DNA、鑑定書」
『……っ!!!まさか、』
紫月。
「…あと、紫月の、願い」
紫月…っ。