2番目


「そう?わたしかんなちゃんのほうがかわいいと思うな」

「ええ、そんなことないよ」

「あはは。そんな否定しなくても」

大げさに首を振ったわたしに美玲は楽しそうに笑う。


「これからよろしくね」

「うん。こちらこそ」


わたしにも無事友達ができた。

ふわふわしていて天使みたいで、可愛くて、元気で、よく笑う子。



だからわたしは、過去に抱えていた美玲の想いを知らなかった―――。

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