医者の彼女
翌朝

「ゴホッ、ゴホッゴホッ…あーやばい」

咳も身体の怠さも昨日以上だ。
身体に力が入らない。

そーいえば、今何時だろう…

携帯を探すが見当たらない。

あ、バックの中だ…

そこで見つけた昨日のメモ

…忘れてた。

急いでバックから携帯を取り出すと、
みさきと、友里と花凛と…知らない番号?
いや、メモに書いてある番号から不在着信が。

それとは別に昨日の合コンメンバーでグループが作られたLINE。招待されてるけど、

「…めんど。」

正直こういうグループLINEは苦手。
医者なんかと付き合うつもりないし…無視。

とりあえずみさき達にだけLINEをうつ。

"昨日は先帰ってごめーん!
家帰って即寝だった。お騒がせ‼︎"

友里 "生きててよかった。笑"

花凛 "亜妃が酔うとか珍しいよねー!"

みさき "瀧さんが連絡がないって言ってたから
連絡先教えといたー!連絡してね"

…あーっと、だよね。

電話…は抵抗あるから、ショートメールでいいよね。

"亜妃です。昨日は連絡できなくてすみません。
無事家に着いてます。お騒がせしました"

…これでいっか。送信っと。

そのまままた眠ってしまい、気づいたら夕方。

和弥さんから返信が来ていた。

"いい度胸してんな。まぁ、無事なら良かったよ"

え、もしかして怒ってる?
それとも心配してくれてた…とか?

いや、ないか。あぁいう人は基本、
他人に興味ないタイプだ。

ちなみにコレは、バイトで得た直感。
 
"本当すみませんでした。"
とりあえずもう一回謝ってもう終わらせよう。

終わったつもりだったのに、次の日の朝
返信がきてた。

"埋め合わせはデートでいいよ"

は?デート⁇するわけないじゃん。

…てか軽い。初めて会った時とのギャップが…

結局なんて返していいか分からなくて、無視。
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