君と、シロツメクサと、

危険と、騎士と、



私はあれから自分の部屋に帰った。

なんでだろう…先生からは絶対にあの懐かしいシロツメクサの香りがする。香水かな??



先生は冷静に話せば分かるからって言ってくれたけど、なんだか話せなくてそのまま終了してしまった。



不完全燃焼のまま学校生活が始まる。









会長ー!次の行事ってなんなのー?
みんなはいつの間にか私の事を会長って呼んでいる。


いいんだけど聞きなれないなぁ


「次の行事はー…文化祭かな?」



1ヶ月半程先に文化祭が待っている。


1年は出し物じゃなくて劇をしなきゃいけないから___


「今日のLHRで何にするか決めないと!!」


そう言って私は各クラス委員に通達!

先輩方の分はだいぶ前に伝えてたからよし!と



「頑張ってるね。小野」


せ、先生…


レクリエーションの日から何となく先生のこと、避けてる。


あの匂いは…なんだか危険。


「そ、そうですね。粕谷先生」


「あれからちゃんと岡部と話した?」



「いえ…」



そう。私は結局駿斗からも逃げてる。


「頑張ります…」


頑張れよと言う先生に言うことがあったことを思い出す。


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