Letter from the Starry Sky ―君がくれた世界―




2日前――出会ったあのハロウィンから3日後――、ユウからLINEが来た。



『検査した いつなら会える?』


「今週末空いてる」


『じゃ土曜17時に駅でどう?』


「いいよ 泊まりの方が良い?」


『おう』



とまあ、こんなやり取りをして今日に至る。



「てかさ、お前敬語使えんのかよ」


「え? ……ああ、さっきの人に?」


「そ。俺には使ってくれねーのに」



いささか不満そうなユウ。



「私相手に合わせる主義なの。ユウは初っ端からタメ語だったじゃん」


「なるほどね。……あっ、こっち」



地下鉄に乗り、10駅くらいしてから降りる。


ユウについて歩くこと約5分。





――目の前には超高層マンション。





「ね、ねえユウここって……」


「あ? 俺んち。ほら、早く来いよ」


「マジか……」



驚いてる私を置いてずんずんと中に入っていくユウ。



「ねえユウって大学生だよね……?」



エレベーターに乗りながら聞く。



「ん? そうだよ」


「独り暮らし……?」


「そー」



どうやったら大学生でこんなタワマン住めんの? もしやユウってお坊っちゃん?



って聞きたかったけど、私達の間ではいつの間にか“深入りしない”ということが暗黙の了解になっていて、私は何も聞かないことにした。



そのままエレベーターは上へ上へと私達を持ち上げ、ついに――最上階へと誘った。




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