水に溺れた君と夏

さんのに

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「いづっ!大丈夫だった…?」

「瑠璃。大丈夫だよ。
怪我が治るまではなにも出来ないけど、治った後が肝心だからね。」

「…そっか。」

私がもう"水泳"に対して大丈夫なのがわかったのか優しく微笑んでくれた。

「うん、だからありがとう。瑠璃。」

そういうと瑠璃は綺麗に笑ってくれた。

「ありがとうね、伊月ちゃん」

「んーん。でも大会間に合うかは陽都次第だからね」

「それでも、ありがとう。」

ほんとに律儀な人だなぁ。
特にはなにもしていない。
所詮、手助けしか出来ないのだから。
結局のところは本人次第。
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