再会した幼なじみは☓☓オタクになっていました。
「じゃあ、少しだけならしてもいいよ」

うぅ、本当は彼女になって初めてのお家デートだから2人きりでイチャイチャ出来ると思ったのに。

「ありがとな、朱里! なら、とりあえず1時間はするとして……」

私がゲームの許可を出した途端、黒炎の表情が明るくなる。それはもうわかりやすいくらいの笑顔で。

って、「1時間もするの!?」とつい叫んでしまった。やばい、本音が。

「1時間って高校生だったら短いほうじゃないのか?」

たしかに私も携帯さわってる時間は長いから、その気持ちはわかるけど。
でも、今は彼女(わたし)といるんだから……。
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