再会した幼なじみは☓☓オタクになっていました。
私だったら一生かかっても、合格出来ないようなところ。まぁ、紅蓮会長は常に学年トップだったわけだし、頭のいい大学に行くのも納得だけど。


いずれ私も大学行くわけで、進路とかどうしよう……全然考えてないや。

黒炎くんは大学どうするんだろ。って、今は明日のこと考えなきゃ! そうだ。これからもずっと一緒にいられますようにってチョコに願いを込めよう。


と思った矢先、再びスマホが鳴る。

……紅蓮会長さんからだ。噂をしていたらなんとやらってやつだよね、多分。噂じゃなくて、ただ、少し気になっただけなんだけど。


「もしもし。紅蓮会長、何かありましたか?」

「こんにちは。急ですが、良ければ明日一緒にどこか行きませんか? 明日はせっかくの日曜日ですから」
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