再会した幼なじみは☓☓オタクになっていました。
「それなら場所を提供する代わりに一緒に過ごしませんか。もちろん、貴方の友人の方も一緒で構いません」


そういえば、場所は決まってなかった気がする。うちの家は日曜で、お父さんも仕事が休みで一日中家にいるし。


そんな中でチョコ作りをしていたら、誰に作るんだと騒がれるに決まってる。

かといって、焔さんの実家は……紅炎さんいるし論外。今、焔さんが暮らしてるのは先輩の家なんだけど、そもそも私が会話すらしたことないのにいきなり上がり込むのはまずいし。


そうなると、場所がないというか……なんで、肝心なところを決めていなかったんだろう。


「出来ればお願いしたいんですけど……でも……」
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