再会した幼なじみは☓☓オタクになっていました。
黒炎くんのいう用事ってアカリちゃんとデートかな? と一瞬、頭をよぎったが言葉には出さなかった。

それを言ってしまえば、黒炎くん大好きのアカリちゃんトークが目に見えて想像出来るから。


私は「また明後日ね!」と言って学校を後にした。


それから2日に1回くらいの頻度でGWは勉強を教えてもらい、平日は黒炎くんが放課後に空いている日に勉強会をした。

そのかいあってか、初めての中間テストではそれなりの成績が取れた。


この学校は成績が学年50番以内の生徒は名前が教室前に貼り出される。

ちなみに黒炎くんは学年3番だった。


まぁ、私はそれなりだから当然のように50番以内に名前は載っていない。


偏差値が高い高校でこんなに良い成績が取れる黒炎くんってやっぱり凄い! 

黒炎くんの成績を知ったファンクラブの数はその日を堺に増えていったことを当の本人は知らない。
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