再会した幼なじみは☓☓オタクになっていました。
服を褒められたのが嬉しくて舞い上がってた私はバスの中でずっとアホな顔をしていたと思う。

それこそ、前のように口が開きっぱなしで。


「1時間あるから寝ててもいいか?」

「あ、大丈夫だよ。ついたら起こすから」


そういって、すぐさま夢の中に入る黒炎くん。


(昨日も遅くまでゲームしてたのかな?)


なんて考えながら、黒炎くんの寝顔を見ていた。

まつ毛が長くて、やっぱり近くで見ると凄くカッコいい……と見惚れていると、コテンと黒炎くんの頭が私の肩に乗った。


だけど、黒炎くんは全く起きる様子はなく、むしろ気持ちよさそうに静かな寝息をたててぐっすり眠っている。
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