心を ほどいて  ~コーディネーター麻里絵
15

私を ベッドに運んだ純也は

星のように 私の全身に キスを降らす。

目を閉じても 消えない星が

私の身体を 支配して。


8年振りだって 信じられないほど

私の身体は 純也を待っていた。


「まりえ。」 「まりえ…」 「まり…え…」


私の名前を 呼び続ける 純也。

「じゅん…」 「んっ…」 「あぁ…」


一つになった瞬間 純也は 甘く眉を寄せ。

「まりえ。俺の目を見て。まりえが 映ってる…」


ゆっくり動く純也を じっと見つめているうちに

私の身体は 未知の感覚に 包まれて。

「あっ…あぁ。。。」

甘い叫びを 耳の奥に 聞きながら

私は また一つ 新しい世界を 知ってしまった。




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