タイムスリップなんて聞いてない
序の巻 時戻り
「ウッソだろ、おい」


なんでこうなったんだ…?







数刻前…。



「ひゃっほーい!!キャンプだぜ!!」


「危ないから落ち着こうか?」



私達は家族でキャンプに来ていた。


そこで仲良くなった同い年の少女と
私は山の中に入っていた。


その時、だったんだろう。


時空が歪み始めたのは。



「いやぁぁぁぁぁ!!」



少女は私が落ちたがために
命を投げ捨て助けようとしてくれた。



…御免なさい。



私のせいで君を巻き込んでしまった…。



お願い神様。



もしあなたが本当に神なら
この子を助けて。



ハハ、苦しい時の神頼みってこれを言うのか。



…本当にごめん。
< 1 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop