恋の忘れ方、怖がりな君の愛し方。【番外編追加】

側にいる事は望めない。自分の気持ちを伝える事も。

全てを、これから終わらせに行こう。

その人自身がどういった人かどうかなんて関係なく、その性別だというだけで、ずっと男性の事が怖くて怖くてたまらなかった。

男性に対する恐怖心。自分がそんな気持ちを抱いてしまっている罪悪感や、自分の言動が相手を不快にさせてしまう事の申し訳なさで、ずっと、苦しかった。

砂川君に再開して、自分のそんな症状は病気だという事を教えて貰って。

砂川君と治療を重ねるうちに、症状はだいぶ軽くなり、やっと息をする事が楽になってきたと思えた。でも、そんな時間も束の間だった。

天津玲二が現れて、自分の大切な人が自分のせいで傷つけられてしまうかもしれないという新たな恐怖に襲われた。

そんな事は耐えられない。


だから、もう、全部終わりにする。

そして、私を襲う全ての恐怖から解放されに行く。

ごめんなさい。ごめんなさい。私のこの選択は、きっとみんなの事を困らせて、泣かせてしまうかもしれない。そして、私に親切にしてくれた人達をきっと傷つける。

でも、もうどうしても耐えられない。苦しくてたまらない。


…だから、私は。


ここを出て、天津玲二に会いに行く。


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