アテナ・イェーガー〜デート、のちにキス〜
甘いもの
「わあ〜!!可愛い!!」

セイレーンとのハーフのナタリー・スカイラーは目を輝かせながらガラスケースの中を見つめる。勇者の息子であるネイサン・サミュエルと魔法使いのロネ・ガランテもガラスケースに入ったドーナツにお腹が鳴った。

学校の帰り道、ロネはナタリーに「新しくドーナツ屋さんができたんだって!一緒に行こうよ」と誘われドーナツ屋に来ている。新しいドーナツ屋は多くのお客さんで賑わっていた。

「俺はこれにするよ!」

ロネは猫の顔が描かれた可愛らしいドーナツを選ぶ。このドーナツ屋は可愛らしいドーナツがたくさん売られていて、嫌でも迷ってしまう。

「なら、俺はこれにする」

ネイサンは、ニッコリと笑っているようなドーナツを選んだ。

二人がお会計を済ませると、ナタリーもようやく選び終えたようだった。ナタリーが選んだのは鮮やかなピンクのゆめかわいいドーナツだ。

「迷ったけどこれにしちゃった。とっても可愛い!」
< 1 / 19 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop