虹色のキミへ,最愛のエールを。


あの日から,私はわからなかった。

どうして,私を助けられたんだろう。
死ぬのは誰でも怖いはずなのに,死ぬってわかっているのに,どうして…?

他の人を守れるほどに強いの?

私をあの時…どこへ連れて行こうとしたの?

そういえば…あの時は私の誕生日だったけ?

いらないよ。誕生日なんて。いらないから,お父さんを返してよっ!!

私を包む夕焼けは,ただただ私を悲しくさせるだけだった。
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