月が綺麗ですね
夕日が綺麗ですね
「うわ〜!!おいしそう!!」

「だよな!!写真、写真!!」

私は今、幼なじみの伊織と北海道へ旅行に来ている。商店街のくじ引きでペアの北海道旅行のチケットを当てて、二人でブラブラと観光しているんだ。

今はお腹が空いたので、ポセイ丼を食べている。ポセイ丼っていうのは、丼からこぼれ落ちるほどのイクラが乗った丼でイクラの中にウニやサーモン、マグロが入っている豪華なものなんだ。

「おいしい〜!!」

「うま〜!!」

二人同時にそう言ったため、笑い出してしまう。とても幸せだ。こんな時間が続けばいいのにと思っているけど、ちょっぴり胸が切なく痛む。

私は幼い頃から伊織のことが好き。でも、この幼なじみという関係が変に歪んでしまうことが怖くて「好き」と何も言えていない。バレンタインのチョコも義理って言っていつも渡しているくらいだ。

伊織に今彼女はいないけど、でもいつかは伊織の隣に恋人ができるかもしれない。そう思うと切ないんだ。
< 4 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop