みえない光りを探す君を、愛おしいと思った。
「そういや今日部活休みだけど、どっか行かねー?」







「むり。
茉莉とデート」









「くそっ、、、」








「お前、俺と遊んでる暇があったら少しくらい勉強しろ」








「言われなくても分かってますーーーーだ!」








「今日数学小テストだぞ」








「うわ、まじかよ…
木下(キノシタ)合格点取れなかったら大量の課題プリント出してくるじゃん…」








木下は厳し目の数学教師。
課題忘れとか、欠点とかに結構うるさい。








「どんまーい」










青い顔をしながらブツブツ言っている悟を無視して、席につく。








窓側の1番後ろ。
最高の特等席。







あ、そういや古典の課題提出もあったな。
どーせ悟は、忘れてるんだろうな。







フッ…と心の中で笑っていると、1日の始まりを告げるチャイムが鳴った。








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