Karma
一示さんはまた、激しく血を吐いた。
「もうしゃべらないでください。絶対に戻りますから」
一示さんはこくりとうなずき、目を閉じた。
色々な考えが頭をめぐる。
でも今は、響介たちを助けることに集中しないと。
勢いよく階段をかけ上り、最上階を目指す。
かなり古い屋敷だ。
それも五階、六階が過ぎてもまだ上がある。
そしてついに、八階。最上階に到着する。
廊下からだと、部屋の中の明かりがもれてる。
「ここが赤ちゃん部屋?」
私は恐る恐る、ドアを開いた。