諦めて結婚いたしましょう~一途な御曹司の抑えられない独占欲~
「相変わらずめげないわね。聞いている限りではかなり手ごわそうな人だけど」
「うん。こないだも猿以下だって言われた」
「なにそれ。スタートがそれじゃ、絶望的じゃない」
続けて「信じられない……」と呟いた美鶴が、残っていた豆腐ハンバーグに箸をつける。
美鶴とは、大学を卒業して入社した、ここ、大手食品会社【サングループホールディングス】の本社で出会った。
私は総務部、美鶴は経理部と部署は違うけれど、入社して間もない頃、休憩所でばったり会ったときに、美鶴が『入社式で隣だったよね?』と声を掛けてくれたことがきっかけで仲良くなった。
いつしか理人さんとのことも相談するようになったが、自分の意見を思ったまま言ってくれる美鶴といるのは心地がよかった。
私がコクリョウの社長令嬢だとわかっても、彼女の態度はなにも変わらなかったし。
「うん。こないだも猿以下だって言われた」
「なにそれ。スタートがそれじゃ、絶望的じゃない」
続けて「信じられない……」と呟いた美鶴が、残っていた豆腐ハンバーグに箸をつける。
美鶴とは、大学を卒業して入社した、ここ、大手食品会社【サングループホールディングス】の本社で出会った。
私は総務部、美鶴は経理部と部署は違うけれど、入社して間もない頃、休憩所でばったり会ったときに、美鶴が『入社式で隣だったよね?』と声を掛けてくれたことがきっかけで仲良くなった。
いつしか理人さんとのことも相談するようになったが、自分の意見を思ったまま言ってくれる美鶴といるのは心地がよかった。
私がコクリョウの社長令嬢だとわかっても、彼女の態度はなにも変わらなかったし。